• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

延髄における痛覚制御機構の研究-カテコラシンによる入力制御を中心として-

研究課題

研究課題/領域番号 07780684
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 神経解剖学・神経病理学
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

田中 雅樹  京都府立医科大学, 医学部, 講師 (80264753)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードカテコラミン / 延髄 / ノルアドレナリン / アドレナリン / ラット / 大縫線核
研究概要

痛覚制御機構の研究のうち延髄におけるカテコラミンニューロンからの入力制御に重点をおいて研究を進めている。下行性抑制系の延髄での中枢は大縫線核を中心とした吻側延髄の腹側部に存在するが、同部には濃いカテコラミン線維終末が分布している。このカテコラミンニューロンの起始細胞体の局在をノルアドレナリン、アドレナリン、ドーパミンニューロンに分けてそれぞれのカテコラミン合成酵素を用いた免疫細胞化学法により検索した。結果は主に脳幹腹外側被蓋部のA1,A5,A7のノルアドレナリンとC1アドレナリンニューロン群からの投射が多く認められ、少数背外側の青斑核、subcoeruleusのノルアドレナリンニューロンからの投射も認められた。また中脳、前脳のドーパミンニューロンからの投射は見られなかった。この成果はNeuroscience Letters誌にin press中である。次に末梢神経ホルマリン刺激によるラット急性疼痛モデルを作成し脳幹におけるimmediate early gene(IEG)であるc-fos,zif268の発現を検索してみると、上記の脳幹カテコラミンニューロン群の存在する部位や大縫線核にも発現がみられた。この結果は末梢疼痛刺激によりこれらの下行性抑制系に関わるとされる脳幹の細胞レベルでも応答が起きていることを示している。これらIEGを発現する細胞が、実際にカテコラミンニューロンなのか、また大縫線核ではセロトニンやエンケファリンニューロンなのか検索中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] M.Tanaka,et al.: "The Origins of catechslamingic imeruition in ttierostral ventamedial anedalla ohlongata of the rat" Neuroscience Letters. 207. in press (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi