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3量体型G蛋白質βγサブユニットによる低分子量G蛋白質の活性化機構

研究課題

研究課題/領域番号 07780694
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 神経化学・神経薬理学
研究機関東京大学

研究代表者

亀山 仁彦  東京大学, 医学部(医), 助手 (50224697)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードG蛋白質 / ras / MAPキナーゼ
研究概要

G蛋白質βサブユニット、mycエピトープを融合させたG蛋白質γサブユニット(mycγ)およびムスカリン受容体m2サブタイプを、恒常的に過剰に発現させたCHO細胞株を分離した。この細胞ではムスカリン受容体刺激によるMAPキナーゼ活性化が著しく亢進した。またG蛋白質βサブユニット、mycγサブユニットを一過性に過剰発現させた293細胞においてもMAPキナーゼが活性化された。293細胞に同時にドミナントネガティブrasを発現させるとMAPキナーゼの活性化は抑制された。これらの細胞ではG蛋白質βγサブユニットがrasを介してMAPキナーゼを活性化していると考えられる。この2つの細胞系をもちいてG蛋白質βγサブユニットに結合すると考えられる蛋白質の単離を試みた。G蛋白質βサブユニットおよびmycγサブユニットを大量発現させた細胞株の細胞膜画分を界面活性剤で可溶化したのち抗mycモノクロナール抗体を用いてG蛋白質βγサブユニットを免疫沈降させた。この画分にG蛋白質βγサブユニットに結合する蛋白質が共沈することが期待される。対照としてmycエピトープを持たない野性型のγサブユニットを発現させた細胞を用いた。免疫沈降物の電気泳動像の比較によりG蛋白質βγサブユニットに特異的に結合すると考えられる分子量約12万kDaおよび8万kDaの蛋白質を分離した。その部分アミノ酸配列の解析を行う予定である。その情報が得られればそれをもとにcDNAクローニングを単離する計画である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K. HAGA: "Phosphorylation of human m1 muscarinic acetylcholine receptors by G protein-coupled receptor kinase 2 and protein kinase C." J. Biol. Chem.271. 2776-2782 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] F. NAKAMURA: "Characterization of Gq family G proteins, GL1alpha (G14alpha), GL2alpha (G11alpha), and Gqalpha expressed in the baculovirus-insect cell system." J. Biol. Chem.270. 6246-6253 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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