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免疫担当細胞の分化研究モデルとしてのLeaky SCIDマウスの確立

研究課題

研究課題/領域番号 07780752
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 実験動物学
研究機関金沢大学

研究代表者

橋本 憲佳  金沢大学, 医学部, 助手 (50242524)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードleaky現象 / V(D)J recombination / 免疫グロブリン / 実験動物学 / 免疫細胞分化 / 血液幹細胞 / SCIDマウス
研究概要

重症複合免疫不全症(SCID)マウスのleaky現象の原因遺伝子(群)のクローニングを最終的な目的として、高率にleaky現象を発生する系統を選抜育種により確立することを試みた。
用いる系統としてはC.B-17 scid/scidマウスにKSN-bgマウスを交配して得たF2マウスから血清中のIgMの量を指標にscid/scidのマウスを選抜し、以後血中のIgM量が検出限界以下の個体を選抜して数代の兄妹交配を続けた。得られたマウスのleaky出現率は生後約2ヶ月齢で20〜30%である。これらのマウスから、一方ではleaky現象の見られない個体同士の交配を続けると共に(non-leaky選抜群)、leakyマウス同士の交配による選抜を開始した(leaky選抜群)。尚、leakyの判定は血清中あるいは腹腔洗浄液中のIgM含量をELISA法により測定し、血中濃度1μg/ml以上、腹腔洗浄液中濃度、0.01μg/ml以上を示したものについてleakyマウスと判定した。
測定に用いられたマウスは、
non-leaky選抜群 '94年9月〜'95年3月 25litter '95年4月〜'95年10月 26litter
leaky選抜群 '94年9月〜'95年3月 27litter '95年4月〜'95年10月 35litter
であった。
leaky出現率は、
non-leaky選抜群 '94年9月〜'95年3月 24.5±24.8% '95年4月〜'95年10月 19.8±22.6%
leaky選抜群 '94年9月〜'95年3月 38.3±27.0% '95年4月〜'95年10月 47.3±23.4%
であり、non-leaky選抜群では明らかにleaky出現率が上昇し、一方、leaky選抜群ではleaky出現率が低下する傾向が見られた。leaky現象を支配する遺伝子(群)の存在が強く示唆された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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