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マイクロパターン電極による細胞機能制御に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07780765
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 医用生体工学・生体材料学
研究機関北海道大学

研究代表者

下岡 聡行  北海道大学, 工学部, 助教授 (50196549)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードマイクロパターン電極 / マクロファージ / 膜電位感受性色素 / Ca蛍光指示薬 / 細胞機能制御
研究概要

本研究では、マイクロパターン電極により、マクロファージに電場を印加し、膜電位の測定、Ca取込量の測定を行って評価を試みた.
1)膜電位の測定
電極試料は,某企業より他目的で製作されたもの(電極幅2μm、間隔3μm)を使用した.ラットの腹腔マクロファージを採取し使用し,電場の付加に伴う膜電位感受性色素(DiBaC_4(3))の蛍光強度の変化をレーザ顕微鏡で測定した.直流電圧の付加により蛍光強度が増加し,膜電位が正方向に変化することが示された.電圧の依存性を調べた結果,20mV〜200mVでは蛍光強度の変化量に有意差の無いことが示された.また,スイッチのオン/オフに伴って蛍光強度が変化することも示された.しかし,絶縁膜をコーティングした試料電極に数10nAの漏れ電流があることがわかり,膜電位の変化が電場によるものか,電流によるものかを検討することが課題となった.絶縁前の試料を使用できればよかったのだが,新たな試料の供給が難しい情勢で,対処を現在検討中である.
2)Ca取込量の測定
Ca取込量は、本学医学部中央研究部が所有のCa蛍光指示薬(Fura-2)を用いる専用の細胞内カルシウム分布測定装置を使用させていただいた.しかし,現有の試料形態では,測定が非常に困難であることが判明した.上記の事情もあり,他大学研究室におじゃまして試料の自作を試みているが,製作装置の故障等のため,現時点では使用に耐えるものが製作できていない.今年度はパターンが無い状態での予備実験に留まっており,特筆すべき結果は出ていない.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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