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血管内視鏡および血管内超音波同時使用によるレーザー僧帽弁形成術の基礎的検討

研究課題

研究課題/領域番号 07780785
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 医用生体工学・生体材料学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

今西 薫  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (70168516)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード僧帽弁交連切開術 / 血管内視鏡 / 血管内超音波 / 半導体レーザー
研究概要

1、L-PTMC専用カテーテルの設計改良について
今回われわれはL-PTMC専用カテーテルを従来型の血管内視鏡にリングを装着し血管内超音波と2連銃のように成型するType 1から臨床応用に即したデザイン,Type 2に設計を改良した。即ち
(1)Type2は内視鏡にレーザーファイバー用(1.2mm)と、血管内超音波用(1.2mm)のチャンネルを設けた。外径は3.5mmで断面は円形とした。内視鏡部の全長は600mmであった。
(2)同部位に挿入する血管内超音波カテーテル探触子は周波数は30MHz、外径は0.9mm、長さは120cmであった。
(3)レーザーの発振装置として、高出力半導体レーザーを使用した。レーザーファイバーは外径0.9mmの石英ファイバーを使用し,先端出力は8Wとした。
2、In vivo評価の結果について
(1)雑種成犬を用いた、in vivo評価ではEUカテーテルType2はType1と比較して挿入部の血管損傷も最少限度で、断面が円形であるためType1と比較して心血管内での操作性も向上した。
(2)Type2でも立体的な画像情報下で心血管系に対する心拍動下レーザー手術を行うことが可能であった。レーザーの照射条件を2Wから8Wに上昇させたことで,短時間で確実に交連部の照射が可能であった。8W5secの照射条件による反復照射でレーザー照射中の気泡の発生は認めなかった。
(3)病理学的検討の結果,肉眼的には同定した僧帽弁交連部は確実にレーザー照射されていた。組織学的検討では,レーザー照射による周辺組織(冠状動静脈,心筋)への熱影響はほとんど認めなかった。
以上よりL-PTMC(EV)Type 2は構造,機能共にType 1と比較してより臨床応用に即した型であると考えられた。今後の検討課題として,
(1)今後の本手術装置の設計改良点として,Type 2に最低1方向の先端屈曲能を付与する,
(2)臨床で行われているPTMCと同様の手技で手術を行い装置の機能の評価を行う,
(3)僧帽弁交連部に対するレーザー照射だけでなく他の心血管領域での本手術装置の適用の可能性の検討を行う事などが考えられた。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 今西 薫: "血管内視鏡、超音波一体成型レーザー僧帽弁交連切開用手術装置-Type1からType2へ" 日本心臓血管外科学会雑誌. Vol.25 Sappl.21-21 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 今西 薫: "血管内視鏡、血管内超音波、レーザー体成型心血管内手術装置の臨床応用のための設計改良" 日本医工学治療学会第8回学術大会プログラム. 24-24 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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