研究課題/領域番号 |
07780788
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
長崎 幸夫 東京理科大学, 基礎工学部, 講師 (90198309)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | ヘテロポリエチレングリコール / ポリマーミセル / ナノスフィア / 機能性表面 / DDS / ターゲティング |
研究概要 |
本研究は両末端に異なる官能基を有するヘトロポリエチレングリコールの新規合成、ポリエチレングリコール側末端に官能基を有する親水・疎水型ブロックコポリマーの合成及びおの高分子ミセル化による表面に官能基を有するナノスフィアの調整を主な目的としてスタートした。 1.ヘテロポリエチレングリコールの合成 片末端にシアノ基、1級アミノ基、アセエタール基、アルデヒド基、カルボニル基及びアリル基の定量的導入に成功した。他末端には水酸基の他、アリル基、ビニルベンジル基、チオール基、カルボキシル基、ビオチニル基の導入に成功した。これらのヘテロポリエチレングリコールは種々の応用が期待できる。 2.ポリエチレングリコール側末端に官能基を有する親水・疎水型ブロックコポリマーの合成 片末端にアセタール基を有するPEGのアルコラートからラクチドをアニオン重合させ、PEG末端にアセタール基を有する親水・疎水型ブロックポリマーの合成に成功した。 3.高分子ミセル化による表面に官能基を有するナノスフィアの調整 上記のようにして得られたブロックポリマーを透析法によりミセル化を行ったところ、直径30nmのナノスフィアが得られた。表面に局在するアセタールを酸により加水分解する事により反応性アルデヒドに変換する事が出来た。これはターゲッテイング用薬剤キャリヤ-として期待できる。
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