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近代日本における代替知運動と宗教運動の相互関係に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07801007
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 宗教学
研究機関東京大学

研究代表者

島薗 進  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (20143620)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1995年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード代替知運動 / 精神世界 / 宗教運動 / 癒し / 自然食運動 / 気功 / 自助グループ / 世界救世教
研究概要

近現代日本の代替知運動のいくつかについて、訪問や参与観察、文献調査を進める一方、関連する宗教運動についての調査研究をも進め、代替知運動と宗教運動の相互関係を捉えるための基礎的な資料を得るとともに、今後の研究の枠組みについて考察した。島本酵素農法や森田療法については文献資料による研究を進めた上で、森田療法の代表的な集団である「生活の発見」会について、訪問調査を行った。また、気功の運動の先駆的事例である野口整体や、自然食運動の先駆的事例であるマクロバイオティック(日本CI協会)についても、訪問調査を行い、インタビューや資料の収集を行った。さらに、代替知運動と関連が深い現代的な宗教運動、「精神世界」の運動について癒しの運動を中心に資料の収集を進めた。宗教教団の中では、世界救世教やワールドメイトやGLAなどの教団について、代替知運動との関連を調べた。これらの調査研究によって、代替知運動の中でもっとも大きな力をもつ癒しの運動の広がりのおおよそをつかむとともに、その他の代替知運動や宗教運動が癒しの運動とどのように関わっているか、ある程度の知見を得ることができた。特に70年代以降、「自助グループ」としての自覚をもつ運動の発展が著しいことに気付き、こうしたタイプの運動の歴史についても、新たに調査研究を開始した。一方、カナダのケベック市で開かれた国際宗教社会大会において、代替知運動研究の必要について論じたが、欧米とともにアジアの研究者から共鳴を得ることができた。その他にもこのテーマについて論議する機械を多くもつことができ、理論的な枠組みについてある程度の練り直しを行うことができた。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 島薗進: "宗教集団の内閉化と近代自由主義" 宗教法. 14. 59-79 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 島薗進: "若者の自己形成の変容" 現代のエスプリ. 341. 167-178 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 島薗進: "加藤玄智の宗教学的神道学の形成" 明治聖徳記念学会紀要. 16. 71-93 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 島薗進: "日本人論と宗教" 東京大学宗教学年報. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 島薗進・石井研士編: "宗教・消費・メディア" 春秋社, (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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