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母親の対人的楽観性の修正が幼児の対人行動の改善に及ぼす効果

研究課題

研究課題/領域番号 07801019
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関筑波大学

研究代表者

田上 不二夫  筑波大学, 心理学系, 教授 (50015898)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード対人行動 / 幼児 / 楽観性 / 悲観性 / 楽観的帰属様式尺度 / 社会的行動 / 社会性 / 楽観性尺度
研究概要

幼児の遊びに参加する行動を改善するには、社会的スキル訓練が効果的であることが知られている。しかし田上(1993)の研究で、だまって遊び集団に加わることが、適切なスキルを使って集団に参加する子どもと同じように参加成功確立を高めることがわかった。それに対して、集団に加わることをちゅうちょしている子どもは、遊びに入ることに失敗することが多い。
遊びに入るのにちゅうちょしないのは楽観性と関連しており、幼児の場合には母親の楽観性に支えられているのではないだろうか。集団参加に悲観的な母親の楽観性を増加させる手続きを開発できるならば、幼児の社会的行動を改善できるのではないかと考えられる。
まず最初に楽観性の研究について概観し、3下位尺度からなる楽観的帰属様式尺度を作成した。次に3下位尺度からなる幼児用社会性尺度を作成し、母親の楽観的帰属様式と幼児の社会的行動との関連性を検討した。その結果、母親の悲観性が高いほど、幼児の攻撃性、妨害性が高く、友好性や指導性が低くなることが確かめられた。
さらに認知行動療法に基づいた楽観性変容プログラムを作成し、悲観的な被験者に適用した。それによって悪い出来事を、これからも長く続き、あらゆる場合に作用する原因によって説明する悲観的説明スタイルは改善されることが確かめられた。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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