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世界システムからみた東アジアの企業家層の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 07801024
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関帯広畜産大学

研究代表者

中村 則弘  帯広畜産大学, 畜産学部, 助教授 (10192676)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード企業家類型 / 近代世界システム / 儒教文化 / 東アジア / 東アジア企業家層 / 世界システム / 家産制 / 封建制 / 儒教
研究概要

東アジアの経済発展が急速に進展するなか、儒教文化圏のような東アジアの歴史的個性に着目した社会変動の議論がみられはじめている。しかし、こうした議論は、東アジア諸国の歴史的相違の理解を欠き、世界規模での資本主義システムとの関連をあまりに軽視しているために、その妥当性に疑問があるといわざるを得ない。
そこで本報告では、社会変動の担い手として東アジアの企業家層に着目し、企業家の類型化を形成をめぐる歴史的前提諸条件、経済活動の内的動因についての比較検討を行った。こうした一連の目的は、東アジアの視点に立った新たな社会構想を模索することにある。本研究で得られた主要な知見は以下の通りである。
1.東アジアの企業家について、支配層との関係、商業との関係、外国との関係から官僚企業家、紳商企業家、商業企業家、買弁企業家という四類型が得られた。
2.企業家類型を決定する要因としては、各国や地域における歴史的前提条件の相違が決定的であった。具体的には、史的支配形態および近代世界システムへの対応の相違であった。
3.企業家層の活動の指針・動因について、儒教文化ということでは理解不可能であり、奢侈への志向、人生の挫折感などが直接的なそれとなっていることが明らかとなった。
4.東アジアにおける歴史的個性にもとづく社会構築にとって、反システム運動、公共の論理、永続性の重視ということに着目する必要があることが主張された。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 中村則弘: "中国農村地域における私営企業経営者の人物像と価値意識" 中国研究月報. (印刷中).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Nakamura, Norihiro: "Private Business Manager and their Value Consciousness in Rural China" Chugokukennkyu-geppo. (in printing).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 中村則弘: "中国農村地域における私営企業経営者の人物像と価値意識" 中国研究月報. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 青井和夫編,中村則弘著: "中国の産業化と地域生活,農村地域の産業化と企業家層の形成過程,中村則弘著" 東京大学出版会, 327 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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