研究課題/領域番号 |
07801072
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学・音声学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
石 剛 徳島大学, 総合科学部, 助教授 (60271079)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1996年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 植民地 / 日本語 / 言語政策 / 近代東アジア / 国語教育 / 近代日本 / アジア / 日本語教育 / 言語理論 |
研究概要 |
本研究「戦前及び戦中期の台湾・朝鮮・満州国・大陸占領地における日本語普及と言語政策」は、私の長年らいの研究テーマであり、その目的は、明治二十年以降当地域での日本語の普及、受容を巡り、日本はいかなる施策を採って、その特質はどのようなものであるかを、実証的に究明することである。周知のように、この問題に関する研究は、つい近年までにほとんど行われてこなかった、いわば空白のままの状態であった。それは、いままでこの問題の重大さにはほとんど関心を向けなかった日本の思想界の怠慢といわなければならない。 私は本研究でまず、上記諸地域における言語面での施策について、歴史資料と文献の収集につとめ、日本国内の資料はもちろんのこと、海外の資料についても幅広く渉猟し、努めて収集した。また、当事者および関係者の面接調査及びアンケート調査などもできる範囲で行われてきた。 その結果として、いままで把握していなかった歴史的な事実はある程度明らかになってきたと同時に、文献資料の解読などを通して、当時の為政者をふくめ、植民地支配の過程における日本人の言語意識・帝国意識と、その言語政策との関連性もある程度浮き彫りになってきた。また、明治中期から末期にかけての上田万年の国語論、昭和初期・中期の時枝誠記の文法論、戦時中の西田実日本語論に代表される言語思想についても深く掘り下げつつある。 この研究の完成により、日本の植民地言語政策実態が究明されると同時に、その思想的背景と特質も明らかにされるものと考えられる。
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