研究課題/領域番号 |
07803002
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済理論
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研究機関 | 関東学園大学 |
研究代表者 |
韓 福相 関東学園大学, 経済学部, 助教授 (10245136)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 経済成長理論 / 内生的経済成長モデル / 進化論的経済成長 / 進化的経済成長モデル / 新古典派成長理論 / 内生的成長モデル |
研究概要 |
最近の東アジアの高度経済成長に関する研究は、高度成長のメカニズムの解明にかなり貢献しているといえる。それらのほとんどの研究において、東アジアのそれぞれの国における高度成長は人的資本の蓄積、効率的な資源配分、選別的な政府の政策介入および技術進歩などによるものであると結論付けている。 しかし、東アジアの高度経済成長を的確に捉えている成長モデルは未だに存在しない。したがって、われわれは東アジアNIEsにおける政府の役割、産業政策、産業構造の変化、技術進歩などを緻密に分析することによって、この課題は解決されるものと確信し、まず、内生的成長モデルを用いて新成長理論の構築を試みた。その結果、既存の新古典派成長理論の欠点はかなり改善され、いままでの経済成長理論の進歩に大きく貢献できたことは言うまでもない。しかし、内生的成長モデルは最適化行動や市場均衡を考察する点で、新古典派成長理論の延長に過ぎず、さまざまな欠点が露呈された。したがって、今後の課題は内生的成長モデルの基本的な骨格を生かしながら、より現実を反映していると考えられる進化論的成長の概念を導入し、それをいかにモデル化するかにある。
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