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グローバルエコノミーにおける分離と総合の問題-民俗問題からのアプローチ-

研究課題

研究課題/領域番号 07803006
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 経済政策(含経済事情)
研究機関金沢大学

研究代表者

上條 勇  金沢大学, 教養部, 助教授 (70113545)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードオット-・バウアー / 民族問題 / ナショナリズム / 民族自治 / マルクス主義 / オーストリア / ハプスブスク帝国 / オーストロ・マルクス主義
研究概要

(1)本研究は、グローバルエコノミーと民族の問題の関係を論ずる視点から、さしあたってハプスブルク帝国の多民族問題を素材に、「分離と統合」の問題を考察するものである。この点、中欧の復活がうたわれている今日、帝国の民族問題の解決に真摯に取り組んだ、オット-・バウアーらオーストロ・マルクス主義の理論家たちの構想の重要性が本研究を通して改めて確認された。今後、オーストリアでの現地調査を通してこの研究を継続する必要がある。
(2)本課題を果たすために、洋書、和書の購入、北海道大学の付属図書館並びに国家図書館を中心に、不十分とはいえ文献資料の収集に努めた。
(3)北海道、福岡での研究会で社会思想史学会、経済学史学会における民族問題に関心のある研究者の交流を行い、また、経済学史学会大会のフォーラム「民族問題と経済学」で、「オーストロ・マルクス主義と民族問題-オット-・バウアーを中心に」を報告した。
(4)本研究の成果は、上記の学会報告で、これに基づき、共著『民俗理論の系譜』(ナカニシヤ出版、1997年出版予定)の1章を分担執筆することになっている。また、平成8年度いっぱい、学術振興会の派遣研究者としてオーストリアで民族問題の実地調査に取りかかる予定である。これらの研究に今回の科学研究費補助金の助成は、まことに役立ったと言える。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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