研究概要 |
1.時空間において座標変換の不確定生を導入することにより,計量の不確定性で曲率のゆらぎを生成しない物を定式化した.(″On a minimum uncertainty of space-time geometry″;投稿中) 2.そのゆらぎを持つ時空間内を運動する粒子を考え,その波動関数の自発的局所化が計量のゆらぎによって引き起こされることを示した.(″Fluctuations in space-time and localization of the wave function″;投稿中) 3.ウイグナ--荒木-柳瀬の定理が、対象系の保存量と測定系の何らかの観測量によって再構成出来ることを示した.(″Alternative formulation of the Wigner-Araki-Yanase theorem″) 4.座標変換の不確定性を導入することにより,ネルソンの理論を更に深めるための手がかりを得た.この方向の研究を今後進める.
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