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クラクタルと変換

研究課題

研究課題/領域番号 07804010
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 数学一般(含確率論・統計数学)
研究機関大阪市立大学

研究代表者

釜江 哲朗  大阪市立大学, 理学部, 教授 (80047258)

研究分担者 西尾 昌治  大阪市立大学, 理学部, 講師 (90228156)
藤井 準二  大阪市立大学, 理学部, 講師 (60117968)
左官 謙一  大阪市立大学, 理学部, 助教授 (70110856)
今吉 洋一  大阪市立大学, 理学部, 教授 (30091656)
小松 孝  大阪市立大学, 理学部, 教授 (80047365)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードフラクタル / 最小コサイクル / strictly ergodic / 自己相似性
研究概要

本研究では、とくに、以下の研究で成果があった。すなわち、コンパクトな空間で、加群Rおよび乗法群R+が分配律を満たしつつ作用しており、さらに、Rの作用がstrictly ergodicとなるようなΩを重み付き置換法則(weighted substitution)を用いて構成する。さらに,このようなΩ上の0でない加法的コサイクルF(ω,t)でα次同次的なもの、すなわち、f(ω,t+s)=F(ω,t)+F(ω+t,s)かつF(λω,λt)=λαF(ω,t)が任意のωεΩ,t,sεR,λεR+に対して成立している0でない連続なFを構成する。このようなFは、自己相似な最小コサイクルとなり、また、Ω上のR不変な唯一の確率ボレル測度μに関して、定常でuniquely ergodicかつ0エントロピーの増分を持つ自己相似な確率過程となる。これは、フラクタル関数の一つの定式化であるとともに、従来、あまり研究されることのなかった決定論的な(deterministic)自己相似確率過程を定義する。このようなものの研究は、例えば、位相が不明の異なる周期の様々な周期関数の和の時間的累積として表現される現象の解明に役立つ。本研究では、α次同次的コサイクルの存在と性質、それらを用いた確率解析についての基礎的研究を行った。とくに、自明でなく、最小の容量O(n2)をもつα次同次的コサイクルの構成を行い、その性質を調べた。応用については今後の課題である。これとは別に、ジュリア集合等、複素力学系としてよく知られたフラクタル集合の記号力学系としての表現を求め、研究した。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.Kamae他2名: "Minimal wcy cles with scaling property and substitutions" Israel.J.Math. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] T.Kamae他1名: "Acontinuous family of automata:the Ising cutonaya" Annales Institut Henri Poincare. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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