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ミジンコ類の生態に関する分子生物学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07804053
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 生態
研究機関東京薬科大学

研究代表者

山形 秀夫  東京薬科大学, 生命科学部, 教授 (20023468)

研究分担者 花里 孝幸  信州大学, 理学部・附属諏訪臨湖実験所, 教授 (60142105)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードミジンコ / 生態 / 分子生物学 / 遺伝子 / 環境応答 / 生殖サイクル
研究概要

1.ミジンコ類の分子生物学的取り扱いを効率よく行うため、以下の実験法を確立した。
(1)薬剤処理による変異誘起の最適条件の決定
(2)成体から純度の高いDNA及びRNAを調製する方法
(3)単為生殖卵をin vitro(マイクロタイタ-プレート上)で完全に発生させる方法
2.ミジンコ成体よりmRNAを抽出し、ラムダ-ファージベクターを用いてcDNAライブラリーを作製した。
3.ミジンコの環境応答機構を解析するために、飼育水の温度、塩濃度変化に応答して発現の誘導される遺伝子をディファレンシャルディスプレイ法により検索した。この結果3種類のcDNAを見いだし、その塩基配列を決定した。
4.ミジンコはヘモグロビンを大量に生産して低酸素濃度水域に適応する。この機構の解析のためヘモグロビン遺伝子のcDNAを単離して、その部分的塩基配列を決定した。
5.ミジンコは成育に適した環境条件下では単為生殖により個体数を急激に増加させるが、条件が悪化すると雄を産み出して両性生殖を行い、耐久卵を生ずる。このような生殖サイクルの転換の機構を解析するため、多数のホメオボックス遺伝子cDNAを単離して、その部分的塩基配列を決定した。
6.単離した上記の種々のcDNAを用いてin situハイブリダイゼーションにより、その組織特異的発現について解析を行いつつある。またBacillus brevisを宿主とする蛋白質の分泌生産系に導入して、遺伝子産物の生産を試みつつある。
7.ミジンコは水質の変化に特に敏感であることから、OECDにより環境指標生物に指定されているが、1(3)で確立した単為生殖卵のin vitro発生系を用いて薬剤の影響を個体レベルで定量的に解析する方法を開発した。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Ebisu, Shogo: "Nucleotide sequence and replication properties of the Bacillus Borstelensis cryptic playrid pHT926." Applied and Environmental Microbiology. 61. 3154-3157 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Ishihara, Tatsuya: "Cloning and characterization of the gene for a protein thiol-disulfide oxidoreductase in Bacillus brevis." Journal of Bacteriology. 177. 745-749 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Shiga, Yasuhiro: "BbrPI, an extracellular proteinase inhibitor of Bacillus brevis, protects cells from the attack of exogenous proteinases." Bioscience, Biotechnology and Biochemistoy. 59. 2348-2350 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 山形秀夫: "生物化学実験法37蛋白質の分泌と細胞内輸送" 学会出版センター, 23 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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