研究課題/領域番号 |
07805017
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
流体工学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
佐藤 泰生 熊本大学, 工学部, 教授 (00040387)
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研究分担者 |
川原 顕磨呂 熊本大学, 工学部, 助手 (20224818)
佐田富 道雄 熊本大学, 工学部, 助教授 (50109667)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1995年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 圧縮機 / 磁性流体 / 混相流 / スラグ流 |
研究概要 |
1.提案した圧縮機の模型を試作し、それが考案の通りに作動することを確認した。すなわち、非磁性材料のパイプを作り、その外側で軸に沿って入口から出口へ次々、波動的に移動していく磁場を発生させた。そして、パイプの入口に磁性流体の溜めを置くと、移動磁場が通るたびに磁性流体は磁場に反応してパイプに入り、スラグの列を形成した。これら磁性流体スラグは移動磁場に引きずられてパイプの中を移動した。その結果、スラグの間に挟まれたガスはパイプの入口から出口に向かって移送、圧縮された。 2.移動するベルトに所定の間隔で取り付けた永久磁石列をパイプに沿って設置することによって、持続的な移動磁場を得た。 3.圧縮機としての締切圧力はパイプに作用する磁石の段数に比例し、移送されるガスの流量は磁石の移動速度に比例する、という合理的な結果を得た。また、磁石の移動速度が限度を越えると、パイプ内の磁性流体スラグは粘性のため動かなくなることも分かった。 4.運動量式に基づいてパイプの中の流動を説明するモデルを作成。 5.実験とモデルから、次のことが分かった。考案の圧縮機を作動させるには移動磁場の速度を適切な値に設定し、磁場が引きずることの出来る適量の磁性流体をパイプの入口で供給することが重要である。 6.次の研究課題は、移送ガスの流量を増大させることである。
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