研究課題/領域番号 |
07805061
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機材料・物性
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
進藤 大輔 東北大学, 素材工学研究所, 教授 (20154396)
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研究分担者 |
工藤 純一 東北大学, 大型計算機センター, 助教授 (40186408)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 電子顕微鏡 / ウルトラミクロトーム / 超薄切片 / イメージングプレート / 画像処理 / 3次元構造解析 |
研究概要 |
本研究では、これまで生物試料に一般に用いられ無機材料への応用が限られていたミクロトーム法を導入し、先端材料の連続超薄切片を作製し、各切片から得られる2次元の原子構造の情報をスーパーコンピュータによって合成し、3次元の構造解析法を確立することを目的とした。まず、形態制御された酸化鉄粒子に対して、ミクロトームによる切削のための最適条件を見いだし、数十nmの厚さの連続した超薄切片を得ることに成功した。また、超高圧電子顕微鏡を用い、0.1nmの高い分解能で、連続切片の高分解能電子顕微鏡像をイメージングプレートを用いて撮影した。これらの実験を通して、ディジタルデータに基づく定量的な画像データを得、詳細な解析を実施した。また、この定量的な画像データをもとに、これら微粒子の3次元構造を組み立て、その結晶成長機構の解明を実施した。 なお、酸化鉄粒子のミクロトームによる切削を通して、切削条件が適切でない場合には、連続切片が得られず、また、多くの切片に歪が導入されることが明らかになった。最適な切削条件でえられた酸化鉄の多結晶粒子については、ほぼ均一な厚さの連続切片が得られ、これらの切片の電子顕微鏡観察より、多結晶体を構成する微細な結晶子の形や配列様式が明らかになった。他の化合物粒子についても、ミクロトーム法の応用を試み、特に単分散CdS粒子については、酸化鉄と同様の切削条件で、均一な切片を得、その内部構造の解明を実現した。 本研究をもとに、今後も数多くの機能性単分散粒子の複雑な内部構造の解析を実施するとともに、これら粒子の結晶成長機構の解明を試みる考えである。
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