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インゲン根腐病菌の胞子型分化に関する分子機構解析

研究課題

研究課題/領域番号 07806007
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 植物保護
研究機関岐阜大学

研究代表者

百町 満朗  岐阜大学, 農学部, 教授 (90113612)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードインゲン根腐病菌 / 大型株 / 小型株 / DNA構造 / rDNA-ITS領域 / 塩基配列の決定
研究概要

インゲン根腐病菌(Fusarium solani f. sp. phaseoli)の大型株と小型株のDNA構造をAlternaria alternataのrDNAをプローブに用いたRFLP法、rDNA-ITS領域のPCR-RFLP法、およびRAPD法を用いて解析した。その結果、いずれの場合も大型株と小型株の間でバンドパターンが異なり多型が検出された。次に大型株と小型株の塩基配列がどのように異なっているかを知るために、rDNA-ITS領域の塩基配列を決定し比較した。その結果、大型株の塩基数は528に対し小型株は527と1塩基分小型株の方が大型株より少なかった。大型株同士で塩基置換が2カ所認められ2つのタイプに分けられた。小型株はいずれも同じ配列を示した。また、小型株の配列はFusarium solani f. sp. pisiの配列と一致した。大型株と小型株の配列を比較したところ、ITS1領域で置換14、欠失4および挿入1、5.8 S-rDNA領域で置換3、ITS2領域で置換11、欠失2および挿入4があり、全体で39カ所の違いが認められた。大型株に化学処理して得た小型株を再度化学処理したところ再び大型株を得ることができたが、このような胞子型の変化に伴ってDNAの塩基配列も大型株のパターンと小型株のパターンに可逆的に変化することが明らかとなった。大型株で認められた2種類の配列はO′Donnel and Gray(1995)がアメリカ産の菌株で得た4種のタイプのうちの2種と同一だった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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