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農地の流動化と大区画圃場整備に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07806030
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 農業土木学・農村計画学
研究機関筑波大学

研究代表者

佐久間 泰一  筑波大学, 農林工学系, 講師 (10133589)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード農地の流動化 / 圃場整備 / 作業能率 / 耕区の拡大 / 耕作地の集団化
研究概要

1.圃場整備の農地の流動化に対する効果(1)農道(通作道)の整備により機械の利用が可能になる。(2)耕区の拡大によって機械の作業能率が向上する。(3)耕作地が集団化され耕区間移動時間が短縮する。(4)用水改良により代かき・田植え期間の自由度が増し,水管理も楽になる。
2.機械の作業能率と圃場条件 2農家(M氏とE氏)の大規模経営の植付期の作業を観察し,機械の作業能率と耕区の大小及び耕作地の分散の関係を定量的に検討した。
(1)機械の作業能率と耕区の大小
10a→30a→1haと耕区が拡大するにしたがって,M氏の代かき及び田植えの作業能率は1.4倍→1.1倍,1.1倍→1.1倍,E氏では1.7倍→1.3倍,1.4倍→1.1倍と10a→30aでは大きいが30a→1haの方は増加率が小さい。
(2)機械の作業能率と耕作地の分散
植付期の移動時間率(移動時間/耕区内作業時間)は,M氏で13%,E氏では8%となり,耕作地が完全集団化すると,機械の作業能率はM氏で1.3倍,E氏では1.1倍となり,耕区を30aから1haに拡大するより効果がある可能性があるという結果になった。
3.大区画圃場整備 1ha程度の大区画圃場整備を契機に農地の流動化を進めようとしているが,大規模経営が前提になければ大区画圃場整備が進まず,整備後畦畔を新たに作り小区画になってしまう。地主組合のような組織を作り一括して水田を委託農家に貸すことができれば10ha程度の大区画圃場整備が可能である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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