• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

Crohn病に特異的なT細胞抗原レセプターの解析

研究課題

研究課題/領域番号 07807055
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関東京大学

研究代表者

松橋 信行  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (10221590)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードクローン病 / T細胞抗原レセプター / SSCP / クローナリティ / 初期病変 / アフタ様病変 / 自己免疫疾患 / 病因抗原 / Crohn病 / T細胞 / 自己免疫性疾患
研究概要

昨年度の研究で少数例ながらCrohn病(CD)の病変部特異的なT細胞クローンが存在することが示されたので,今年度は例数をふやしてこれを確認した。その結果,次の結果が得られた。解析対象となったのは計10例のCD患者で,うち8例は検査時点で免疫抑制剤を投与されておらず,1例(症例9)ではprednisolone,1例(症例10)ではazathiopirinを投与されていた。各症例のTCR VpについてのSSCPの結果,症例1ではV_β5.2,7,8,9,10,15,19に7つ,症例2ではV_β5.1,12に2つ,症例3ではV_β1に1つ,症例4ではV_β1,4,11,13.2に4つ,症例5ではV_β6,7に2つ,症例6ではV_β1,3,14に3つのクローンがアフタ様病変特異的に検出された。これらクローンのV_βとHLAの間には明らかな相関はみられなかった。症例7〜10ではこのようなクローンは検出されなかった。検査後のCDの経過は,症例1〜6では憎悪して薬物療法や手術を要したが,症例7〜10の,そのようなクローンのなかった症例では悪化しなかった。同一患者で2つのアフタを調べた4例では,いずれでも同じクローンが各々のアフタに認められ,このことはシークエンスでも確認された。CDR3領域のアミノ酸配列には共通のモチーフは確認できなかった。以上より,病変,特にアフタ様病変という初期病変に特異的なT細胞クローンが確認されたことになり,これらの中に抗原特異的に応答しているものがあることを示唆していると考えられた。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] A Nakajima,T Kodama,K Yamamoto,N Matsuhashi: "Specific clonal T cell accumulation in intestinal lesions of Crohn's disease." Journal of Immunology. 157. 5683-5688 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Nakajima A,Kodama T,Yazaki Y: "Specitic Clonal T cell Accumulation in intestinal Lesions of Crohn's Disease." JOURNAL OF IMMUNOLOGY. 157. 5683-5688 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] A Nakajima,T Kodama,K Yamamoto,N Matsuhashi: "Specific clonal T cell accumlation in intestinal lesions of Crohn's disease." Journal of Immunology. 157. 5683-5688 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi