研究分担者 |
布施 暢子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (60277077)
谷野 千鶴子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (90287300)
松下 哲也 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (80266684)
小松崎 眞 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (30266621)
五十嵐 努 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (20266589)
小松崎 克己 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (60234879)
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研究概要 |
コンピュータの特性を生かしたマルチメディアシステムを駆使し,皮膚疾患の知識ベースを構築することを目的として,下記の点について検討を行った.特にインターネットの急速な普及に対応すべく,インターネット上にも公開可能なHyper Text Mark-up Language(HTML)を用いて作成することとした. 1.データ素材として当科に蓄積された臨床写真,組織スライドなどの画像情報をPhotoCDならびにスライドスキャナーを用いて電子データ化した. 2.本学ホームページ上に,一般ならびに非皮膚科医向けの医学知識啓蒙の意味で,「ホクロの話」というタイトルでHTML文書を作成し,公開した(http://www.jikei.ac.jp/dermatology.1/). 3.「プライマリケアとしての皮膚疾患の見方」というタイトルで,痒みを伴う皮膚疾患,薬疹,内科疾患と皮膚病変,痒みの治療,皮膚色素性病変のレーザー治療,をコンテンツとしたCD-ROMを企画し,作成した. 4.「クイックリファレンス皮膚診療」というタイトルで,皮膚科初期研修医向けの書籍スタイルのマニュアルを作成した.なお,これを元にCD-ROM版を追って作成する計画である. 5.学生実習,初期ならびに後期研修医教育で実際に使用し,使用感,使用前後の知識レベルの向上度を指標にその有用性を検討し,Hyperlinkされた画像とテキスト学習事項の理解を容易にしたとの良好な評価を得た. 6.今後,書籍のみならずCD-ROMやインターネットを利用した医学教育を充実する必要があると考えた.
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