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シグマ受容体に作用する脳内内在性物質の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07807088
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 精神神経科学
研究機関新潟大学

研究代表者

富樫 俊二  新潟大学, 医学部・附属病院, 助手 (30172141)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードシグマ受容体 / 内在性物質 / Haloperidol / 抗ハロペリドールモノクローナル抗体 / イムノアフィニティークロマトグラフィー / 高速液体クロマトグラフィー / 1,3-Di-(2-tolyl)guanidine / (+)-Pentazocine
研究概要

シグマ受容体に作用する内在性物質は、牛脳から1M酢酸、ジエチルエーテルで抽出され、Sep-Pak C18カラムで部分精製された。Sep-Pak C18カラムから60%アセトニトリルで溶出された内在性物質を抗ハロペリドールモノクローナル抗体結合セファロース4BによるアフィニティークロマトフィーとHPLC(PuresilC18,Waters)でさらに精製した。[^3H]-Haloperidol、[^3H]-DTGそして[^3H]-(+)pentazocineとラット脳膜標品のシクマ受容体との結合阻害実験でアッセイすると、HPLCでは、1つの強い抑制を示すピーク(Peak-3)と、2つの弱い抑制ピーク(Peak-1,Peak-2)が認められた。また内在性物質は[^3H]-(+)pentazocineとラット脳膜標品のσ_1受容体との結合を濃度依存的に阻害するだけでなく、[^3H]-DTG(1μM(+)SKF10,047存在下)とσ_2受容体との結合をも阻害することからσ_1とσ_2の両方のσ受容体サブタイプを認識していることが分かった。さらに内在性物質は、[^3H]-TCP,[^3H]-raclopride,[^3H]-naloxone,[^3H]-QNBなどの結合は抑制しなかったことから、フェンサイクリジン受容体、ドパミン受容体、オピオイド受容体、ムスカリニックアセチルコリン受容体などとは結合しないことが判明した。
内在性物質は、90℃、60分間の熱処理に対して安定であり、トリプシン、プロナーゼなどのプロテアーゼ処理に対しても安定である。Sephadex G-10およびG-15によるゲルろ過クロマトグラフィーから分子量は700以下と推測される。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 富樫俊二: "シグマ受容体に作用する脳内内在性リガンドの精製" 精神薬療基金研究年報. 27(発表予定). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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