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非侵襲的計測法脳磁図を用いたアルツハイマー病の視空間認知機能障害の解明

研究課題

研究課題/領域番号 07807091
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 精神神経科学
研究機関札幌医科大学

研究代表者

村上 新治  札幌医科大学, 医学部, 講師 (30142756)

研究分担者 平田 恵啓  北海道大学, 電子科学研究所, 助手 (30250509)
藤井 充  札幌医科大学, 医学部, 講師 (80199299)
深津 亮  札幌医科大学, 医学部, 助教授 (10113614)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード頭頂葉 / 視空間認知 / 脳磁図 / アルツハイマー病
研究概要

アルツハイマー病の早期診断となりうるその特徴的臨床症状の視空間認知機能障害の解明を目的に、平成7年度は、人の頭頂葉を対象に視空間認知に必要な視覚情報と眼球の位置情報との統合機構の解明を脳神経細胞活動の非侵襲的計測方法SQUIDを用いて試みた。
視空間の視覚情報として、点滅する発光ダイオードを視覚刺激点として使用し、眼球位置を決めるのに常時点灯の発光ダイオードを固視点として使用した。♯1)固視点を不変に(眼球位置一定)、視覚刺激点のみを水平方向に位置を変えた網膜入力変更型、♯2)固視点と視覚刺激点の相対的位置関係を同一にして双方を同時に水平方向に位置を変えた網膜入力一定下での眼球位置変更型2条件下で頭頂葉にて誘発脳磁界計測をおこなった。その結果♯1において、誘発応答脳磁界は解析結果から頭頂葉、頭頂間溝に活動源が推定され、その位置と磁界応答の大きさは網膜の刺激部位によって変化がみられた。♯2においては、網膜刺激部位が同一であれば磁界応答は眼球位置によって変化せずにほぼ一定であり活動源は少し変化することが観察された。
こうした結果から視覚情報と眼球位置情報は頭頂葉で統合される場合、網膜座標が優位の統合が主体であると考えられる。そして、この眼球位置と網膜情報の統合に障害がみられると視空間の位置情報形成が正確でなくなり視空間認知障害につながると思われる。従って、アルツハイマー病では頭頂葉に病変が出現するとこうした障害につながっていくものと考えられる。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] S.Murakami: "Magnetic fiekd responses to visual-spatial(horizontal line)stimulation in parietal association cortex" IEEE Engineering in Medicine and Biology:Proceeding. 15-18 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] S.Murakami: "Stereopsis in Alzheimer's disease:measuring binocular eye movement" Advances in Behavioral Biology. 44. 13-18 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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