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脳波ガンマ(40Hz)活動を指標とした精神分裂症の情報処理過程に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07807093
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 精神神経科学
研究機関(財)東京都精神医学総合研究所

研究代表者

内田 直  (財)東京都精神医学総合研究所, 精神生理部門, 研究員 (00261181)

研究分担者 緒方 茂樹  日本大学, 神経精神医学教室, 技術員 (30261184)
松浦 雅人  日本大学, 神経精神医学教室, 助教授 (60134673)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1995年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード精神生理学 / 精神分裂症 / 脳波 / 大脳皮質情報処理 / ガンマ活動 / レム睡眠
研究概要

今年度は、分裂病者の頭皮上脳波記録において、ガンマ活動の共振現象を記録するための準備段階として、記録法、解析法についての多くの成果が上がった。記録法としては、実験中でリアルタイムで最高4,000Hzのサンプリング周波数でADコンバータから直接ハードディスクに記録するための記録用ソフトウェアが開発され、実験により得られた生体信号をノイズのない条件で記録保存することが可能となった。また、波形を解析するための波形認識法についての方法が確立し、これに伴いこれまでの分析法についてのまとめおよび問題点の抽出に関する英文論文を国際紙(JNeurosciMeth)に出版した。更に、分析法として、これまでのフィルタによる波形の比較だけでなく専門的な時系列分析の方法を確立するため、文部省統計数理研究所との共同研究プロジェクトをスタートさせた。
実際の記録は、いくつかの実験を平行して行っている。睡眠中、特に大脳皮質の活動が比較的盛んであるREM睡眠中に特異的に上昇する周波数帯域と関連ある神経伝達物質の研究として、正常者にベンゾジアゼピンを投与して睡眠脳波の変化を見た。これにより、20-30Hzの脳波がREM睡眠期に特異的に上昇することが分かり、40Hz前後のガンマ帯域だけでなくこれよりもやや低い帯域の脳波についても詳細に調べることが必要と考えられた。この結果は国際紙(Life Sciences)に発表した。また、大脳皮質活動と関連ある周波数帯域を詳細に抽出するため、頭皮上脳波だけでなく、てんかん外科の手術前患者の皮質電極からの皮質脳波を長時間記録し、現在REM睡眠中に特異的に上昇する周波数帯域を調べている。その他に正常人を用いた頭皮上脳波で、体性感覚分別課題による実験を行い、3例の記録を行った。これについては、現在解析中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] S. Uchida et. al: "Flunitrazepam effects on human sleep EEG spectra: Differences in NREM, REM and individual responses" Life Scieuces. 58. 199-205 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] S. Uchida et. al: "Computerization of Fujimori's method of wave form recognition a review and methoddogical wnsideration for its aplication to all-nigth" Journal of Neuroscience Methods. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 内田真、内田直 等: "臨床睡眠医学-精神科領域における最近の進歩" 精神医学. 38. 6-18 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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