研究課題/領域番号 |
07807137
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
上村 幹男 (1996) 信州大学, 医学部整形外科, 助手 (60273091)
大塚 訓喜 (1995) 信州大学, 医学部, 助教授
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研究分担者 |
樋代 洋平 信州大学, 医学部整形外科, 助手 (50273090)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | scoliosis / growth hormone / spinal deformity / estrogen |
研究概要 |
【目的および方法】特発性側弯症の発症と増悪の原因としての性ホルモンと成長ホルモンの関与を検討した。ラットの尾椎をリング状に丸め6週間固定し、側弯症の自然軽快のモデルとした。対象は4週齢ラットの雄、雌および同時に4週時に卵巣摘出を行った雌ラット(OVX)の計3群である。固定解除時、2週4週後にX線撮影し、弯曲の程度と椎間板の楔状化の程度を測定した。また、各群に対して成長ホルモンを2週間を投与し、検討した。弯曲はCobb法に準じて5椎体4椎間板で、椎間板楔状化は4椎間板で計測した。 【結果】成長ホルモン非投与群では固定後6週の変形は2週後には明らかな軽減を生じた雄群の2週後のみに弯曲の有意な減少が見られなかった。また、雄群と他の2群との間には有意の差が見られた。しかし、雌の群とOVXの群の間には特に差は見られなかった。 成長ホルモン投与群では全群に変形の矯正量が非投与群と比較して劣る傾向があった。弯曲も椎間楔状も雄群では特に矯正が少なく固定解除時と成長ホルモン投与終了時の2週後には有意な差が見られなかった。また、投与群と非投与群との比較ではOVX群で2週時と4週時共に非投与群との間に有意な差があった。他の群では有意な差ではなかった。 【考察】現在ではいくつかの複合的素因が関与して発症、進展していくと考えられている。側弯症の明らかな特徴としては女性に圧倒的に多く、思春期に悪化するということがある。このため女性ホルモン、成長ホルモンの関与がある可能性が予想される。 本実験の結果からは女性ホルモンの低下した状態での成長ホルモンは側弯の増悪に関与している可能性があり、側弯症の重要なリスクファクターである可能性があり、臨床的にも検討する必要がある。
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