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沖縄県における潜水病による大腿骨頭壊死の疫学調査

研究課題

研究課題/領域番号 07807141
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 整形外科学
研究機関琉球大学

研究代表者

濱崎 直人  琉球大学, 医学部, 助手 (40244321)

研究分担者 大湾 一郎  琉球大学, 医学部, 助手 (80295310)
大嶺 啓  琉球大学, 医学部・附属病院, 助手 (60295326)
古堅 隆司  琉球大学, 医学部・附属病院, 助手 (00284977)
吉川 朝昭  琉球大学, 医学部・附属病院, 講師 (10264491)
富山 聡  琉球大学, 医学部, 助手 (40253976)
研究期間 (年度) 1995 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード潜水病 / 大腿骨頭壊死症 / 川嶌らの分類 / MRI / 潜水 / 減圧症 / レントゲン検査 / 潜水漁 / 大腿骨頭壊死 / 血管柄付腸骨移植 / 骨頭陥凹 / 大腿骨頭無腐性壊死
研究概要

私達は平成7年度から9年度にかけて152人の潜水従事者を調査した。対象者は男性151人女性1人、年齢は16才から68才で平均年齢が44.8才であった。職業は漁師が137人、インストラクター・水中作業員・水中カメラマン等の職業ダイバーが11人、レジャーダイバーが3人で職業不詳が1人であった。
82人164股がX-P検査を受けた(2股は手術を受けていた)X-P上162股中53股(32.7%)の大腿骨頭に骨病変が確認され、残り109股(67.3%)は正常であった。53股の骨病変は川嶌らの分類を用いてA1(分節状硬化)1股、A2(線状硬化)8股、A3(塊状硬化)5股、A4(離断線形成)1股、A5(関節面陥没)2股、A6(骨関節症)2股、B1(限局性石灰化)11股、B2(不規則石灰化)7股、B3(限局性脱灰化)13股、C(島状硬化)3股に分類された。
MRI検査を受けた87股中42股(48.3%)が骨頭壊死と診断された。X-P上の骨病変はMRIで総て骨頭壊死と診断された。B3の5股で病変が小さいためMRI診断が困難であったが、X-P所見と照らし合わせて病変の局在がX-PとMRIで一致していることより骨頭壊死と診断した。一方X-Pでは全く正常でありながらMRIで初めて壊死と診断された股関節が8股観察された。潜水病性大腿骨頭壊死の診断にはレントゲン検査、MRI検査の両検査を行う必要があると思われた。
私達は潜水病性大腿骨頭壊死の発症に関係する要因を調べるためにアンケート調査を行った。調査した項目のうち肥満の有無、飲酒年数、月の潜水回数、ベンズ経験の有無および股関節痛の有無の各々について大腿骨頭壊死の有る群と無い群とでは統計学的有意差を認めた。

報告書

(4件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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