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アパタイトブラスト法によるチタンのアパタイトコーティング方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07807180
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関徳島大学

研究代表者

石川 邦夫  徳島大学, 歯学部, 助手 (90202952)

研究分担者 今 政幸  徳島大学, 歯学部, 助手 (80116813)
塙 隆夫  徳島大学, 歯学部, 助教授 (90142736)
浅岡 憲三  徳島大学, 歯学部, 教授 (50014189)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1995年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードアパタイト / サンドブラスト / コーティング / チタン / 接合
研究概要

本研究はサンドブラスト装置にてアパタイト粉末をチタン基板に吹き付けた時にアパタイト膜が形成されることを偶然に見出したことから、その接合力支配因子、適用可能な範囲などを明らかにすることを目的として行ったものである。
アパタイトブラストは偶然に見出された全く新しいアパタイトのチタン基板へのコーティング方法であり、その形成機構は本年度の研究のみでは十分に解明されなかったが、アパタイト膜とチタン基板の衝撃力が接合力支配因子の一つであることが明らかになった。例えば大きな粒径を持つアパタイト粒子をサンドブラストでチタン基板に吹き付けた場合は良好なアパタイト膜が形成されるが、小さな粒径を持つアパタイト粒子をサンドブラストした場合にはアパタイト膜と基板との接合力が不十分であったり、全く接合していない場合も見られた。同様にサンドブラストの圧縮空気圧を小さくするとアパタイト膜と基板との接合力が小さくなった。アパタイト粒子が小さい場合には同じ圧縮空気圧においても衝撃力が小さくなるので接合力が小さくなると考えられた。
アパタイト、リン酸水素カルシウムなどはサンドブラストによりコーティングできたが、リン酸三カルシウムは粒子径を大きくしてもチタン基板にコーティングできなかった。また二酸化珪素やチタン粉末もコーティングできなかった。アパタイトとリン酸水素カルシウムに特徴的であるのはHPO_4であり、HPO_4がコーティングに重要な役割を果たしている可能性が考えられるが本研究結果からは断定できなかった。今後、より詳細なコーティングの機構解明を行うこと、および本コーティング法の有用性を動物実験などで確認する必要があると考えられた。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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