研究概要 |
1.地球時代都市インフラの考察 地球時代都市のインフラのあり方を考察した.こらからのキーワードとして,「extensiveからintensiveへ」「情報を発するインフラ」「ボ-ダレス化と再システム化」について考察し、「上手に暮すためのインフラ」の必要性を明確にした。 2.北欧諸国の都市未利用エネルギー活用のためのインフラの現状 ゴミ焼却熱,工場廃熱,下水処理水の保有熱,熱併給発電所の熱などの都市未利用エネルギーの活用は北欧諸国では高度に発達している。現地調査(スウェーデン,デンマーク,ドイツ,オーストリア)で現状把握を行った。地域暖房プラントをネットワーク化するパイプラインが、これらのエネルギー利用に有用であることを明らかにした。 3.ケーススタディによるシステム統合の省エネルギー性の評価 次の諸課題について具体的研究を行った。a)都市ゴミ焼却熱の搬送ネットワークの評価,(b)雨水貯留水の冷却水としての活用システムの評価,(c)都市の水道管による民生用の熱搬送の評価,(d)都市の低レベル熱搬送システムの評価,(d)大阪市における低レベル熱フローの最適化
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