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三陸沿岸水域における渦鞭毛虫の自生性・他生性の基盤

研究課題

研究課題/領域番号 07836002
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 海洋生物学
研究機関東北大学

研究代表者

谷口 旭  東北大学, 農学部, 教授 (30002091)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1995年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード渦鞭毛虫プランクトン / シスト / 季節消長 / 温帯域の内湾 / 女川湾
研究概要

異水塊の交換がある温帯域の内湾における渦鞭毛虫プランクトンの自生性・他生性の基盤はシストを湾内で形成するか否かにかかっていると考えて,栄養細胞(プランクトン)・海底泥中シスト・表層で形成されて沈降するシストをそれぞれ採集し検鏡した。調査海域は南三陸の女川湾である。本湾には87種の渦鞭毛虫が出現し,そのうち57種はシストを形成しない種であった。それらの種の季節消長は水塊の交代に主に支配されており,明らかに他生性であると認められた。一方,シスト形成種は26種であったが,それらは周年に亘ってシストが発芽する種群と,発芽に明らかな季節性がある種群とに区別できた。前群のうち暖水期に繁栄する種は光合成種であり,なかでもScrippsiella trochoideaは優占度が大きい種であった。この種は明らかに女川湾の自生種であるが,シストの発芽期間が長いという特性を有している。寒冷期にもシストは少数発芽し,水柱中には栄養細胞が常在するので,他種に先がけて暖水期に卓越することが明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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