研究課題/領域番号 |
07839007
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 時限 |
研究分野 |
光生物学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
久冨 修 (久富 修) 大阪大学, 大学院理学研究科, 助手 (60231544)
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研究分担者 |
徳永 史生 大阪大学, 大学院理学研究科, 教授 (80025452)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 視覚 / 視物質 / 紫外線 / キンギョ / 遺伝子組換え / 変異体 / 発現 / 光反応 / 遺伝子組換 |
研究概要 |
本研究では、以下1〜4に示すように硬骨魚類・両生類・は虫類の視物質およびその遺伝子を調べた。1.キンギョのUV感受性視物質をコードするcDNA断片の単離と一次構造の解析を行った結果、硬骨魚類のUV感受性視物質は、ヒトの青感受性視物質やニワトリの紫感受性視物質と同一のグループ(第3視物質グループ: tritope group)に分類されることが明らかになった。このことから、UV視物質を含めた脊椎動物の視物質が5種のサブグループに分類できることが示唆された。2.メダカ網膜に発現する5種類の視物質をコードするcDNAを単離し、視物質の一次構造を明らかにした。魚類視細胞の形態・吸収極大波長・発現する視物質のグループの間には対応関係があり、多くの硬骨魚類でこの関係が成り立つことが示唆された。3.カエルの赤桿体に存在するロドプシン、および短波長感受性視物質をコードすると考えられるcDNAを単離した。キンギョのUV視物質に類似した視物質が、両生類にも存在することを明らかにした。また、免疫組織化学的研究により、これまでに同定されていない錐体細胞の存在を示した。4.昼行性ヤモリの視物質をコードすると考えられる3種のcDNA断片から得られた。それら視物質のグループと発現する視細胞サブタイプの関係は、桿体様視細胞を持つ夜行性ヤモリの場合と一致していた。 これらの結果から、以下のことが示唆された。(1)硬骨魚類のUV感受性視物質は、ヒトの青感受性視物質やニワトリの紫感受性視物質と同一のグループ(第3視物質グループ: tritope group)に分類される。(2)第3視物質グループに含まれる視物質は、魚類・両生類・ハ虫類・鳥類・哺乳類の全てに存在している。(3)視細胞サブタイプ・視細胞の波長感受性・発現する視物質のグループには対応関係がある。
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