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共感経験尺度改訂版(EESR)とロールシャッハテストとの関連

研究課題

研究課題/領域番号 07851012
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関奈良女子大学

研究代表者

角田 豊  奈良女子大学, 文学部, 講師 (30233670)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード共感性 / ロールシャッハテスト / 質問紙法 / EESR / 共感的理解
研究概要

本研究では、共感経験尺度改訂版(EESR)の妥当性を検討するために、ロールシャッハ・テスト(ロ・テスト)との関連を検討した。これまでに蓄積したデータに加え、大学生230名に対し新たにEESRを施行し、統計的処理を行った後、共感性の類型化を行った。各類型(両向型、共有型、両貧型、不全型)から抽出された被験者(各10名)に対し、個別にロ・テストを施行し、データを収集した。得られたロ・テストデータを、クロッパー法にて記号化し、また、あわせてロ・テスト場面ならびに検査者-被験者関係を、心理治療場面における心理治療者の共感の観点から分析した。
EESRとロ・テストの関連については、数量的な記号化においては明らかな関連はみられなかった。これは、ESSRが意識的な統制の可能な質問紙法であるのに対し、ロ・テストは意識的統制のなされにくい投影法であるためといえる。しかし、即座に両者の関連が否定されたとはいえず、いわゆる記号化されたデータだけでなく、元々の素データからの検討が必要と考えられた。現在さらに精細な観点からの分析をしょうと試みている。また、ロ・テスト場面における検査者-被験者関係に焦点を当てた、より個性記述的な共感の観点からの分析については、研究論文としてまとめ、「心理臨床学研究」誌に投稿し、現在審査結果を待っている状況である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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