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束縛関係に対するイントネーションの効果

研究課題

研究課題/領域番号 07851053
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 英語・英米文学
研究機関横浜国立大学

研究代表者

タンクレディー クリストファー  横浜国立大学, 教育学部・英語教室, 助教授 (80251750)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード束縛理論 / イントネーション / 自己指向性 / 談話 / 指示 / 照応語
研究概要

1 束縛関係に対するイントネーション効果を研究した。具体的に、束縛関係に対する制限を談話中のイントネーションの使用に対する制限に還元するよう試みた。この還元化は扱ったデータの一部分にのみ適当であることがわかった。自己指向性の分布に関わる残りのデータはイントネーションの持つ特性として分析されるものではないことが明らかになった。
2 イントネーションに基づいた分析の妥当性を示すために、自己指向性の分析を発展させた。自己指向の特性は以下の三つの構成要素に分かれる。(ア)代名詞が個々の考えを通して個人を指示すること、(イ)別個の述部がその考えをある個人に帰属させること、(ウ)(ア)における代名詞の使用が(イ)に述べた述部によって個人に帰属された考えの一部を成すということ。この分析は、イントネーションに基づく制限と併せて、束縛理論より広範囲なデータを説明することができ、ここ二十年間以上始めて伝統的束縛理論に代わり得る理論になる。
3 この分析は代名詞、定名詞、不定名詞、固有名詞が既出の談話中の表現要素にイントネーション的依存関係を持つことを説明するのに特に成果を挙げた。しかし、数量詞を含む表現が同様の制限に従うという特性を扱うことが出来ていない。このことはイントネーションにかかる制限がまだ充分に一般化されていないことを示唆する。よって、数量詞とイントネーションの関係が明確化が今後の研究では望まれる。
4 未完成である本研究の成果を言語学の分野の他の研究と関連づけるための準備段階として、ギャレス・エヴァンズ、ジョン・ペリ-、イレナ・ハイム、ジェームス・ヒギンボッサム、ハワード・ラズニックなどによる多種多様な文献を収集し、研究した。さらに2つの国際会議でこの研究の成果を発表した。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Tancredi,Christopher: "Eliminating Binding Theory" GLOW Newsletter. 34. 58-59 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Hans Znnis et.al: "Atonisn and Binding:(Collected Papers)" Futis Zublications, 25/400 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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