研究概要 |
研究実施計画 1.に関して: 当該研究申請者は、ドイツ・テュービンゲン大学のメディア研究プロジェクトに参加し、日本のマスメディア・マスコミュニケーションに関する研究状況を調査し、関連学会等に出席し、オ-ディオ実験室やスタジオなどの研究施設を見学し、"Ein internationales Handbuch der Medientechnik,Mediengeschichte,Medienkommunikation und Medienasthetik"(ベルリン/ニューヨークの出版社:Walter De Gruyter社)の本人担当分項目"Media research centres and programmes IV:Japan"(メディア研究センター及び研究プログラム)に、当該出版社の指定原稿32枚の論文(ドイツ語)にまとめ、本年度2月初旬、プロジェクト代表のE.シュトラスナ-教授(テュービンゲン大学)に送付した。 この著書は、HSK(Handbucher zur Sprach-und Kommunikationswissenschaft)という言語学シリーズの一環として、本年度中に3巻本にて公刊される予定であるが、ページ数はまだ未定である。申請者は本研究を通じて、ドイツのマスメディア研究の専門家とのコンタクトを有するので、収集した関連資料は、今後のマスメディア研究に役立てる予定である。現在、日本でのマスメディア関連の出版は盛んな様相を呈しているが、ドイツで日本のマスメディア研究を紹介する作業に関しては、きわめて遅れているように思われる。今後の課題である。 研究実施計画 2.に関して: インタフェレンツ関係の研究は、独文学会の1996年度春季研究発表会(全国大会)で申請者の発表が決定されている。
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