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金利コントロールとハイパワードマネーコントロール-ゲーム論的アプローチ-

研究課題

研究課題/領域番号 07853010
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 財政学・金融論
研究機関名古屋学院大学

研究代表者

松原 克正  名古屋学院大学, 経済学部, 講師 (30262835)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード金利コントロール / ハイパワードマネーコントロール / ゲーム論
研究概要

多くの伝統的な金融論の教科書には、ハイパワードマネーの供給量を変化させるとその乗数倍のマネーサプライの変化をもたらすという解説が見られる。しかし、日々金融調節を行っている日銀関係者の間にはハイパワードマネーのコントロールは困難であるという考えが根強い。何度も議論されてきたことであるが、従来は平行線に終わることが多く、現在のところ統一の見解には至っていない。しかし、この問題をゲーム論的な枠組みの中で考えることにより議論の食い違いの原因が明らかになるとともに従来は重視されなかった新しい問題点が浮上してきた。
現在点での主な研究成果は以下の通りである。15EA03:(1)ハイパワードマネーのコントロールが可能であるという結論と、それが不可能であるという結論とは、共に同一のゲームにおけるナッシュ均衡である。15EA04:(2)現行の制度の下ではコントロールが不可能となるナッシュ均衡がサブゲーム完全均衡として成立する可能性が高い。15EA05:(3)このような結論が導かれるのは市中銀行による一種のモラルハザードが原因である。15EA06:今回はハイパワードのコントロール可能性を巡る議論に関して研究を行ったが、その中で市中銀行の行動が金融政策の運営に大きく影響を及ぼすことが明らかとなってきたため、モラルハザード問題を解決するような制度の構築が今後の課題となる。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 松原克正: "ハイパワードマネーのコントロール可能性について-ゲーム論的アプローチ-" 金融経済研究. 第9号. 28-38 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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