• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

資本市場のカオス性及びCoherent Market仮説の検定

研究課題

研究課題/領域番号 07853011
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 財政学・金融論
研究機関大阪市立大学

研究代表者

大日 康史  大阪市立大学, 経済学部, 助教授 (60223757)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードカオス / Coherent Market / random walk / 非線形統計モデル / 集団思考
研究概要

本稿ではVaga(1991)が提唱した非線形統計モデルを1980年1月5日から1992年4月30日の証券取引営業日2828日間で取り引きされた全銘柄(1352銘柄)の日次データにおける収益率の分布に当てはめた。その結果、株式市場が中立的なrandom walkを基調としながらも豊かな動態的多様性を持っている事が明らかにされた。特に、'90年代に頻繁に出現しているCoherenr Marketの存在の確認は、Vaga自身非常に不満足な形でしか行っておらず、非常に重要な発見である。また、いわゆる"バブル"期は基調として中立的なrandom walk、時にはカオス的な市場であり、"バブル"期を強気なCoherent Marketと見る通説的な見方は妥当でない事が明らかにされた。むしろCoherent Marketは、いわゆる"バブル"崩壊後、典型的には弱気なCoherent Marketとして出現している。つまり、これからどこまで落ちるか分からないという集団思考が市場を支配していたという事になると思われる。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi