• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

蛍光プローブ法を用いた新規6本鎖星型ポリペプチドのキャラクタリゼーション

研究課題

研究課題/領域番号 07855111
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 高分子合成
研究機関愛媛大学

研究代表者

板屋 智之  愛媛大学, 工学部, 助手 (80263961)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード星型ポリマー / ポリペプチド / 蛍光プローブ
研究概要

1 6個のアミノ基を有するホスファゼンを開始剤かつ核としてγ-ペンジル-L-グルタミン酸NCAの開環重合を行い、6本鎖の星型ポリアミノ酸を合成した。このポリマーのアミノ基末端に活性化エステル法によりピレン酪酸の導入を試みたところ、6個の末端に3〜5個のピレンが導入されたポリマーを得た。
2 1で合成したポリマーのα-ヘリックス形成溶媒であるクロロホルム、ジオキサン、ジメチルホルムアミド中での蛍光スペクトルにはピレンのエキシマー蛍光が観測された。また、ポリマーのクロロホルム溶液にヘリックス破壊溶媒であるトリフルオロ酢酸を添加していくと著しくエキシマー蛍光が増大した。これはトリフルオロ酢酸の添加量が増加するとポリマー鎖のヘリックス-コイル転移を誘発し、固い構造をもつα-ヘリックス状態から自由度の大きいコイル状態へポリマー鎖が変化するためであると考えられる。以上の結果と星型ポリマーの核として用いたホスファゼン誘導体の構造から、合成した星型ポリアミノ酸がα-ヘリックス形成溶媒中でホスファゼン環の上下で3α-ヘリックスバンドル構造をとっていると推測した。
3 1で合成したポリマー末端に導入したピレンの蛍光偏光測定から核からのびたポリマー鎖の運動性を評価していく予定であったが、現在予備実験の段階であり今後詳細な検討を行う。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Tomoyuki Itaya: "Energy-Transfer Luminescence of Eu^<3+> and Tb^<3+> Complexed with Hexakis (4-carboxylatophenoxy) cyclotriphosphazene" Chemistry Letters. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi