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エレクトロポレーションによるカキの形質転換体作出に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07856004
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 園芸・造園学
研究機関近畿大学

研究代表者

田村 美穂子  近畿大学, 生物理工学部, 助手 (40258059)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードエレクトロポレーション / カキ / 形質転換
研究概要

プロトプラストからの植物体再生条件が確立しているカキ′次郎′を用い、葉原基由来のカルスから既報に準じてプロトプラストを単離した。導入プラミスドはpBI221およびpBI121を用いた。これらプラミスドにはマーカー遺伝子としてのGUS遺伝子(pBI221,pBI121)あるいはカナマイシン耐性遺伝子(pBI121)が配されている。
エレクトロポレーションの際、プロトプラストを10x10^5protoplasts/mlの密度で0.7Mマンニトール+1mM塩化カルシウム溶液に懸濁し、25μg/mlの濃度でDNAを混合した。続いてCapacitance125μF,500V/cmの減衰波パルスを1回かけた。この時のtime constantは約20msecであった。約20分間静置後、プロトプラストを回収して、改変KM8p培地によるアガロースビーズ培養を行った。
エレクトロポレーション処理を行った細胞の生育はかなり劣っていたため、活発に分裂している無処理の′次郎′プロトプラストのアガロースプレート1片を一緒に液体培地に入れることで分裂を促進することが可能であった。約4カ月後いくつかのカルスが得られたため、一部をGUSアッセイに供した。いずれのカルスにおいてもGUS遺伝子の発現は認められなかった。
本年度は形質転換カルスの獲得には至らなかったが、今後、遺伝子導入効率の点から改良を加え、エレクトロポレーションによるカキの形質転換体作出を目指す予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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