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培養脳微小血管内皮細胞を用いた血液脳関門モデルに与えるメチル水銀の影響

研究課題

研究課題/領域番号 07857026
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 衛生学
研究機関島根医科大学

研究代表者

小栗 哲久  島根医科大学, 医学部, 助手 (90263516)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード血管内皮細胞 / 血液脳関門 / メチル水銀
研究概要

(目的)メチル水銀毒性については、中枢神経系傷害を中心に多くの研究発表が見られる。血中のメチル水銀が脳に蓄積する過程には、脳の毛細血管内皮細胞より構成される血液脳関門を通過するため、毛細血管内皮細胞にメチル水銀は何らかの影響を与えていると思われる。そこで、血液脳関門モデルである培養脳微小血管内皮細胞を用い、メチル水銀が細胞生存能にどのような影響を与えるのか検討した。
(方法)屠殺場より豚脳を入手して初代培養を実施し、脳微小血管内皮細胞(PCMEC)を採集・培養した。メチル水銀の暴露方法は24multiwell-plateにconfluentに増殖した細胞をMCDB131(serum-free)で培養し、段階的濃度のメチル水銀を24時間作用させた後、細胞数と位走差顕微鏡による形態への影響を観察した。また、亜鉛(硫酸亜鉛)の脳微小血管内皮細胞への影響についても同様の実験を実施し、メチル水銀の影響と比較検討した。
(結果)メチル水銀では10μM以上の濃度において多数の細胞がwellの底面より剥離する所見が認められた。亜鉛では30μMにおいても形態学的な変化は見られなかった。wellあたりの細胞数の変化についてみると、亜鉛では差が認められなかったが、メチル水銀では濃度依存的に減少した。以上の結果より、脳微小血管内皮細胞に対するメチル水銀の濃度依存的細胞毒性が認められた。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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