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近赤外分光測定装置を用いた新生児虚血性脳障害の予防に関する実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07857053
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関久留米大学

研究代表者

山下 裕史朗  久留米大学, 医学部, 助手 (90211630)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード近赤外分光測定装置 / 新生児脳障害 / インドメサシン / 過換気 / 脳室周囲白質軟化症
研究概要

1)近赤外分光測定装置(NIRS)を用いて7生日新生仔豚の脳内酸化,還元ヘモグロビン,チトクロームオキシダーゼ(酸化Hb,還元Hb,Cyt aa_3)が非侵襲的にモニター可能かに関してまず検討した.全身麻酔下で5匹の仔豚の頭部にNIRSのoptodeを固定し(パルスオキシメターによるSpO_2も同時測定),低酸素や過換気の条件下で酸化,還元Hbの推移を観察したところ,低酸素にともなう酸化Hbの低下(還元Hbの上昇)をリアルタイムに測定できた,FiO_20.21での過換気条件下では,酸化Hbは低下することもわかった.
2)次に10匹の仔豚でインドメサシン(0.2mg/Kg)静注前後の変化を観察したところ,静注直後から酸化Hbの著名な低下(総Hb=脳血液量も著名に低下)を全例に認めた.この変化は1時間以上持続した(N=2).またインドメサシン投与20分後に過換気にした場合,酸化Hbや総Hbがさらに低下するか検討した(N=8).十分な酸素投与下ではPaCO_215-25mmHgの過換気でインドメサシンで認めた変化以上に低下することはなかった.インドメサシンによるCytaa_3の変化に関しては症例を増やして統計解析中である.
まとめ:NIRSにより新生仔豚の脳内酸化/還元Hb,Cytaa_3が非侵襲的連続的にモニター可能で,インドメサシンや低酸素,過換気による脳内変化をリアルタイムにとらえることが可能である.インドメサシン投与時は,低酸素および脳内血液量の低下に注意する必要がある.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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