研究概要 |
1) Differential display法で得られた遺伝子(断片)はノザンブットにおいてビタミンA欠乏群と正常群で著明な発現の差を認めなかった。従って、新規遺伝子の探索でなく、両群で発現の差がある既知の遺伝子について調べる方針に変更した。 2) Interphotoreceptor retinoid binding protein (IRBP)のmRNA発現に差が見られた。 3)現在、他のretinoid binding protein各種(cellular retinoid binding protein, celluar retinoic acid binding proteinなど)について同様の評価を行っている。 4) IRBP遺伝子のpromoter領域にはretinoid反応性モチーフがあった。今後、このモチーフに変異・欠失を導入することでIRBP発現のビタミンA依存性が変化するかどうかについてCAT assayまたはluciferase assayを用いて検討を進める予定である。
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