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歯周炎罹患者歯肉におけるサイトカイン産生と歯肉溝滲出液へのリンパ球の滲出機序

研究課題

研究課題/領域番号 07857137
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関新潟大学

研究代表者

武内 義晴  新潟大学, 歯学部, 助手 (10236440)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード歯肉溝滲出液 / 接着分子 / 歯周炎 / ICAM‐1 / IL‐1β / TNF‐α
研究概要

さきに歯周炎罹患者の歯肉溝滲出液中には、歯肉、末梢血と比べてCD4+CD25+、CD4+HLADR+の活性リンパ球が多く含まれることを報告した(J Periodont Res 1991)。さらに,歯周ポケット上皮を介してのリンパ球の滲出機序を明らかにするために、細胞間の接着に関与する接着分子CD11a(LFA‐1α鎖)に着目し,歯肉溝滲出液中のリンパ球はCD11aを発現していること,歯周ポケット上皮にCD54(ICAM‐1)が発現し、その直下のCD11a陽性細胞数はCD54が発現していない歯周ポケット上皮直下よりも多いことを報告した(J Periodont Res 1995)。
そこで、CD54陽性歯周ポケット上皮細胞と、CD54の発現を調節するサイトカインを産生する細胞に着目し、以下の実験を行った。
(1)CD54及びIL‐1β,TNF‐αの各プライマーを設計しRT‐PCRにより各々のcDNAを検出し、クローニングベクターに組み込んだ。それより各非放射性RNAプローブを作製した。
(2)歯周炎罹患者の歯肉を採取し・標本の作製,in situ hybridizationを行った。前処理、再固定、ブロッキング,hybridization,RNase処理、洗浄後,抗ジゴキシゲニン・ヒツジ抗体、NBT溶液を順に作用させ、CD54,IL‐1β,TNF‐αの各mRNA陽性細胞を発色させた。
その結果、CD54mRNAの発現細胞は主として血管内皮細胞、単核細胞、線維牙細胞であった。また、浸潤細胞中にIL‐1β,TNF‐αの各mRNA陽性単核細胞がみられた。今後CD54mRNA陽性細胞と、IL‐1β,TNF‐αの各mRNA陽性細胞の関連性を検討する。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 武内義晴: "ICAM‐1‐expressing pocket epithelium,LFA‐1‐expressing T cells in gingival tissue and gingival crevicular fluid as features characterizing inflammatory cell invasion and exudation in adult periodontitis" Journal of periodontal Research. 30. 426-435 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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