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五感における嗜好の変容……生活情報論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07858003
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関武庫川女子大学

研究代表者

藤本 憲一  武庫川女子大学, 生活環境学部, 講師 (00248121)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード五感 / 嗜好 / 生活情報 / メディア / 多重的共感覚 / 感性化
研究概要

本研究は、衣食住遊にわたる生活文化全般の変化、とくに「五感における嗜好の変容」に対して、生活情報論的なアプローチから考察することを目的として実施された。
20世紀を代表する五感の嗜好は視聴覚を中心に展開し、ト-キ-映画に代表されるメディア体験を生み出してきた。これに対して、味・嗅・触覚は劣等感覚として孤立化・局所化させられてきた。21世紀のメディア体験は、この味・嗅・触の劣等感覚をトリガーとする形で変容し、視・聴・味・臭・触の五感が統合された「多重的共感覚」へ移行するものと予測される。この予測を、生活美学・生活情報論的に検証した。
とりわけ自分自身の五感センサーで生活情報を受信し、自分なりの感性で加工・編集・創造し、メッセージを発信していく才能が問われる「感性化」の動向に注目した。
いささか逆説的ではあるが、「情報化」「マルチメディア化」が進めば進むほど、必然的に「感性化」傾向もまた、より一層急速に促進されていくものと思われる。おそらく21世紀は、国民一人ひとりが「一億総ア-ティスト」「一億総映画監督」「一億総工芸家」「一億総多趣味人」として、家をベースにした小型・簡便な生活情報機器を駆使しつつ、多彩な生活文化を開花させる時代となる点を論証した。
具体的には、アンケートと文献調査による各種「五感」データを、マンパワーによる入力・解析にたよることなく、高速・高性能のパソコンと解析・グラフィックソフトを駆使することによって、感性情報処理の試みをおこない、おおむね成功をおさめた。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 藤本憲一: "情報はカラダの中にある!(1)" The Ikenobo. No.297. 37-41 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 藤本憲一: "情報はカラダの中にある!(2)" The Ikenobo. No.298. 47-49 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 藤本憲一: "情報はカラダの中にある!(3)" The Ikenobo. No.299. 37-41 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 三木英・藤本憲一(編著): "社会を視る12の窓" 学術図書出版社, 180 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 藤本憲一(他22名): "テクノ時代の創造者(シリーズ・「20世紀の千人」(5))" 朝日新聞社, 438 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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