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サッカーにおけるゲーム分析はフィジカルトレーニングへ応用できるか

研究課題

研究課題/領域番号 07858010
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関東海大学

研究代表者

内山 秀一  東海大学, 体育学部・体育学科, 講師 (80256164)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードサッカー / ゲーム分析 / コンディショニング
研究概要

サッカー選手のフィジカルコンディションの把握には、体力テストなどを行うことが多いが、シ-ズン中には、選手への負担も大きく難しい。そこで本研究では、サッカーにおけるゲーム分析のデータを、フィジカルコンディションを把握することに利用することを試みた。方法は、実際のゲームを観戦しながら、各選手のミスプレーを技術的ミスと戦術的ミスに大別し、時間・地域ごとにコンピュータ入力した。また、今回はフィジカルコンディションを把握するため、特に持久力の指標としてシ-ズン中定期的に12分間走を行い、その記録とゲーム分析のデータとを比較、検討した。ゲーム分析より得たチーム全体のゲーム中のミス回数と12分間走の平均値との間には、有意な相関関係は認められなかった。しかし、各選手個人では、12分間走の記録が低い者では、特に75分以降ミスの回数が増加する傾向が見られた。また、12分間走の記録の低下に伴い、ゲーム中でのミスが多くなる傾向が示された。すなわち、ゲーム中のミスの回数は、選手の持久力の指標となる可能性が示唆され、ゲーム分析の結果はフィジカルコンディション把握の参考となることが明らかとなった。
さらにゲームをビデオ撮影し、コンピュータによる画像解析を利用しデータ化することを試みた。固定カメラにより特定の範囲を撮影し、毎秒2コマずつの各画像を重ね画像処理を行ったところ、ユニフォームの色の占有面積等からある程度選手の動きを把握する事ができたが、グランド全体を撮影できるようなレンズと場所が確保できないこと、ゲームをすべて画像として取り込むのには巨大な記録装置が必要なこと、ボールやプレーの内容等のデータ化が困難なことなどの問題点がある。しかし、特性地域の分析には応用可能かもしれない。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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