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個人情報の保護が重視される学校相談事例データベースシステムの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 07858021
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関芦屋大学

研究代表者

赤倉 貴子  芦屋大学, 教育学部, 助教授 (80212398)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード情報セキュリティ / 情報通信倫理 / データベース / システム開発 / ユーザ特性 / 学校保健室 / 学校相談室 / 養護教諭
研究概要

児童・生徒の学校への不適応に対して、ある教師がよい解決方法を見つけ実践したとしても、それを他の教師が相互に役立てることは、あまりなされてこなかった。そこで、本研究では、学校相談事例をいろいろな教師が参照することができるように、データベースシステムの開発を目指したが、2つの基礎的課題を持って、研究を進めることにした。それは、
(1)プライバシー保護の方法
(2)各教師(一般教諭、養護教諭、学校カウンセラ-など)が必要とする情報の違いへの対応
である。(1)については、データベースとする以前の「カルテ」の段階では、どのように保護がなされているのか、さらにこれがデータベースとなった場合には、どのように個人情報を保護する必要があるかを、養護教諭を中心として調査を行い、その結果を分析した。また、同様に個人情報の保護が必要とされる分野として「医療」現場を考え、看護婦(士)に対しても同様の調査を行い、分析を行った。また、(2)については、学校不適応の児童・生徒に対する各教師の対応の違いを、調査によって分析した。(1)(2)の結果を踏まえて、システム開発を行ったが、情報をツリー形式にすることにより、単に情報を検索できるだけでなく、必要な項目の基となる事項や派生するであろう事項も比較して参照できるようにした。情報の保護は、伏せ字形式をとった。システムの試用は、これまで研究会などを通して、共同研究を行ってきた養護教諭を中心として、現在も継続中であるが、今後は、順次他の教師にも協力を呼びかけてシステムの拡大をはかっていきたい。さらに、こうしたデータベースをネットワーク上にのせた場合の情報保護形式のあり方についても検討を進めたい。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 赤倉貴子: "医療・保健データベースシステムの情報保護について-養護教諭、看護婦(士)の取り組みに関わる要因の分析-" 1995年日本教育工学会第11回大会講演論文集. 253-254 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 赤倉貴子: "看護婦(士)の医療・健康情報管理システムに対する意識と対応の検討" 日本健康科学学会第11回大会抄録集. 62-63 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 赤倉貴子: "教師行動の自己評価と生徒からの評価の比較分析(1)-学校嫌いの予防・立ち直りのための質問紙の項目分析-" 学校保健研究. 37(Suppl. ). 213 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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