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移動体計算機利用環境の構築

研究課題

研究課題/領域番号 07858032
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

砂原 秀樹  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学センター, 助教授 (20206577)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードモ-バイル コンピューティング / ユ-ビキタス コンピューティング / VIP / PFS
研究概要

近年、計算機の小型化に伴い携帯可能な計算機が登場している。しかし、こうした計算機ではリソースの制約条件から、その利用形態にも制限が設けられてしまっている。しかし、このような計算機システムからでも従来の卓上計算機と同様にネットワークにアクセスし、自由自在に使いこなすことができる利用環境の提供が望まれている。
本研究では、携帯型計算機を含むネットワーク環境構築のため、移動する計算機を支援する通信プロトコルVIPを基盤に、ファイルシステムおよびアプリケーションの実行環境の構築を行なった。
特に、ファイルシステムの構築では、Personal File System(PFS)と呼ばれるファイルシステムを構築し、携帯型計算機とネットワークの通信状況に応じて適当なモードを選択し、最適な通信環境に設定できるような仕組みを提案している。
また、PFSの利用実験から、モ-バイル環境でのアプリケーションに必要な機能の考察を行なっている。ここでは特に、ネットワーク切断時の動作、インターネットにおけるファイアウォールの存在とそれに対する対処などが重要であることがあきらかになっている。
また、電源断時やネットワーク切断時に携帯型計算機上で実行されていた処理をネットワーク側で継続する機能が必要であることが明らかになっており、外部ページャ機能を用いたプロセス移送の検討を行なった。
これらの研究成果を元にさらに移動計算機の利用環境の研究を進めるとともに、さらに進んだ環境としてどこにでも計算機が存在している環境での利用環境つまりユ-ビキタス環境での利用環境についての研究にも応用できると考えている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 砂原秀樹: "Mobile and Ubigaitous環境におけるアプリケーションに関する一考察" 夏のプログラミング・シンポジウム「モ-バイルアンドユ-ビキタスコンピューティング」報告集. 123-130 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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