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光合成遺伝子発現に異常をきたした変異体の単離

研究課題

研究課題/領域番号 07858080
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 分子生物学
研究機関静岡県立大学

研究代表者

丹羽 康夫  静岡県立大学, 生活健康科学研究科, 助手 (00222191)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード光合成遺伝子 / 遺伝子発現 / 変異体 / キメラ遺伝子 / 遺伝子導入 / タギング / シロイヌナズナ
研究概要

研究課題を遂行するために,activationタギング用のベクターとして,カリフラワーモザイクウイルス35SRNAプロモーターのエンハンサーを,選択マーカー遺伝子にスルフォニルウレア耐性のアセトラクテート合成酵素遺伝子を,そしてRiプラスミドの複製起点をもつプラスミドを構築した.このバイナリーベクターを用い,すでに光合成遺伝子の発現を容易に検出するために作製した,光合成遺伝子のプロモーター領域とレポーター遺伝子とのキメラ遺伝子を持つシロイヌナズナに,vacuum infiltration法にてT-DNA領域を導入することを試みた.これまでに,100個体を超える独立した形質転換シロイヌナズナを得ることができた.得られた形質転換体の中から,目的とする変異植物体を,レポーター遺伝子の発現を指標として選抜を行った.その結果,いくつかの候補を得ることができた.今後さらに詳細な検討をする予定である.
また,シロイヌナズナの一過性発現系を利用して,酵母の部位特異的組換え反応は,熱ショックタンパク質遺伝子プロモーターと組み合わせることで,温度により制御可能であることを見いだした.そこで,染色体上に組み込まれた状態でも同様な制御が可能かどうかを検討する目的で,バイナリーベクターを構築した.得られたベクターをアグロバクテリアに導入後,形質転換シロイヌナズナを作成した.得られた形質転換体の解析結果から,染色体上に組み込まれた状態でも,目的とする反応が期待どおりおこることが確認された.さらに,この系をより発展させるために,green fluprescent protein(GFP)およびその改変型GFPの高等植物での利用を検討した.その結果,改変型GFPの有用性を示すことに成功した.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Y.Niwa: "Organ-specific and auxin-regulated expression of tobacco psrA-related genes" DNA Research. 1. 212-221 (1994)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] J.Sheen: "Green-fluorescent protein as a new vital marker in plant cells" The Plant Journal. 8. 777-785 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] W.I.Chiu: "Engineered GFP as a vital reporter in plants" Current Biology. (in press). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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