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中脳正中部における新しいドーパミン神経細胞群の同定

研究課題

研究課題/領域番号 07858085
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 神経解剖学・神経病理学
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

横山 ちひろ  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (90264754)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードドーパミン神経 / 中脳 / 6-hydroxydopamine / 免疫組織化学 / tyrosine hydroxylase / NO synthase
研究概要

本研究は、中脳正中部核群-前頭前皮質ドーパミン(DA)神経系の存在とその意義を明らかにすることを目的とし、具体的には以下について検索を行った。
まず、6-hydroxydopamine(6-OHDA)への抵抗性を指標としてその特異的性質を検索した。新生仔期ラットに6-OHDA(100μg/5μl)を大槽内に投与し10週後、抗tyrosine hydroxylase(TH)血清を用いたABC免疫組織化学を施し、中脳において正中より200μm毎に観察されるTH免疫陽性ニューロンをカウントした。その結果、中脳正中部より外側に位置するDAニューロンほど6-OHDA毒性に対する感受性が高いことが明らかになった(Okamuraら、1995)。また、中脳正中部核群DAニューロンがもつNO産生能についての検索を行った。これには抗TH血清と抗NO synthase(NOS)血清を用いた蛍光標識とDAB発色反応を組み合わせた二重標識免疫組織化学を行った。その結果、中脳正中部核群のDAニューロンはNO synthase(NOS)を発現するが、黒質やそれ以外の腹側被蓋野のDAニューロンにはないことを明らかにした(投稿準備中)。
続いて中脳正中部核群DAニューロンの投射系を形態学的に確立するため、トレーサー実験を行った。順行性トレーサーとしてPHA-Lを用いて電気泳動法により中脳腹側部各領域に注入し、抗PHA-L血清を用いた免疫組織化学を行い、それぞれの部位から順行性輸送されたトレーサーを神経終末として観察、その投射領域について現在検索中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hitoshi Okamura: "Lateromedial Gradient of the Susceptibility of Midbrain Dopaminergic Nearons to Neonatal 6-Hydroxydopamine Toxicity" Experimental Neurology. 136. 136-142 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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