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デンドリマーの自己組織化によるバイオインスパイアードマテリアルの創製

研究課題

研究課題/領域番号 07F07353
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 機能物質化学
研究機関東京大学

研究代表者

相田 卓三 (2008-2009)  東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授

金原 数 (2007)  東京大学, 大学院・工学系研究科, 准教授

研究分担者 WANG Qigang  東京大学, 大学院・工学系研究科, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2007 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2009年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2008年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードグアニジン / デンドリマー / 相互作用 / ハイブリッド / 自己組織化
研究概要

昨年度までの研究にて、表面にグアニジニウム基、リンカーとしてオキシエチレングリコール鎖を有するデンドリマー(第一世代~第三世代)の合成法を確立した。これらのデンドリマーと無機化合物とのハイブリッド化を検討しところ、自身の大部分が水よりなる(>95%)にも関わらず、様々な特性を兼備する極めて興味深いヒドロゲルを開発するに至った。すなわち、水中に少量の粘土(重量で2~3パーセント)を分散させ、ここに第三世代デンドリマーを極微量添加して撹拌すると、直ちに透明なヒドロゲルが形成される。この材料は、ほとんどが水でありながら機械的強度が非常に高いため、形状維持性の自立材料として成形加工できる。また、損傷を受けても迅速かつ完全に自己修復する能力を併せ持つ。さらに、この材料を形成する際に加熱や化学反応などの処理を必要としないため、触媒機能などの生理活性を有するタンパク質を内包できる。これらすべての特徴を併せ持つヒドロゲルは過去に報告されていない。注目すべきは、この材料が一般には弱い非共有結合的相互作用のみによってできているという点であり、自立性などの著しい特性を可能にしているのが、複数の接着性末端にて粘土成分と結合できるよう設計された蝶ネクタイ型の樹木状分子である。下記の論文にて発表したこれらの成果は、産学や国内外を問わず、多方面からの注目を集めており、各種の2次メディアでも紹介された(学術誌のハイライト、新聞記事、テレビ番組報道など)。

報告書

(3件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] High-Water-Content Hydrogel by Mixing Clay and Dendritic Molecular Binder2010

    • 著者名/発表者名
      Qigang Wang, Justin L.Mynar, Masaru Yoshida, Eunji Lee, Myongsoo Lee, Kou Okuro, Kazushi Kinbara, Takuzo Aida
    • 雑誌名

      Nature 463

      ページ: 339-343

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2024-03-26  

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