研究課題/領域番号 |
07F07404
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
無機材料・物性
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
大森 裕 (2008-2009) 大阪大学, 先端科学イノベーションセンター, 教授
町田 憲一 (2007) 大阪大学, 先端科学イノベーションセンター, 教授
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研究分担者 |
LEI Bing Fu 大阪大学, 先端科学イノベーションセンター, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2009年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
2008年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 蛍光体 / ナノ粒子 / 高屈折率媒体 / ナノ複合化 / 波長変換 / 演色性 / 白色LED / 次世代照明 |
研究概要 |
本研究は1)蛍光体のナノ粒子の合成および粒子表面状態の制御による発光効率の向上、(2)蛍光体表面とLED用パッケージ樹脂との界面の最適化、(3)蛍光体の屈折率およびパッケージ方法の最適化による光取出し効率の向上などの要素技術を確立し、充分な輝度・発光特性をもつ蛍光体および高いエネルギー変換効率と優れた演色性を兼ね備えた白色LEDモジュールを新たに実用化することを目的としている。平成21年度もCa_2Si_5N_8:Eu^<2+>,Tm^<3+>およびCaAlSiN3:Eu^<2+>蛍光体に焦点を絞り、新たな原料を使用すると共に、フラックスを用いてにより微粒子の合成を行った。これにより得られた結果、知見は以下のとおりである。 1)Ca_2Si_5N_8:Eu^<2+>,Tm^<3+>蛍光体 CaH_2を還元剤として、所定量のSi_3N_4およびEuH_2から過剰のCaH_2から生成するCa_3N_2をフラックスとしてCa_2Si_5N_8:Eu^<2+>,Tm^<3+>蛍光体を合成した。その結果、この蛍光体が高価で潮解性のあるCa_3N_2を用いて得られた試料と同程度の発光輝度を有することを見出した。Tm^<3+>イオンを共付活することで良好な長残光性が発現し、夜間用蛍光体として利用できることが明らかになった。 2)CaAlSiN3:Eu^<2+>蛍光体 Ca成分および還元剤乏してCaH_2を用いて、所定量のAIN、Si_3N_4およびEuH_2からCaAlSiN3:Eu^<2+>蛍光体を合成ずることに成功した。また、GaH_2を過剰に加えて生成したCa_3N_2をフラックスとして適用することで、発光強度が増大することを見出した。ことで、発光強度が増大することを見出した。
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