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統計的学習による生命情報データからのマイニング

研究課題

研究課題/領域番号 07F07763
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 生体生命情報学
研究機関京都大学

研究代表者

馬見塚 拓  京都大学, 化学研究所, 教授

研究分担者 HANCOCK Timothy Peter  京都大学, 化学研究所, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2008年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2007年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードデータ統合 / 確率モデル / 統計的機械学習 / ネットワーク(グラフ) / 代謝パスウェイ / 遺伝子発現 / マルコフモデル / 決定木 / マイクロアレイ / 分類 / Mixture of experts
研究概要

本研究の目的は、生命科学の様々なデータを統合し、各データの解析のみからでは得られない新たな知識発見が可能な統計的手法を構築することである。特に近年の生命科学ではグラフやネットワークで表わされるデータが増えている。そこで、事例間の類似性すなわちグラフと事例の実数値ベクトルの2つを入力とする研究課題を設定した。具体的には、事例は遺伝子に相当し、グラフは遺伝子ネットワーク、実数値ベクトルは遺伝子の発現を表す。このデータにおいて、実数値ベクトルにラベル(クラス)が与えられている状況を考え、グラフ上での、実数値ベクトル(事例)の分類問題を設定した。この問題では、事例間の類似性を情報として利用可能なことにより、実数値ベクトルにより事例を単純に分類することに較べて精度の良い分類が期待できる。加えて、どのような類似性が分類に重要かという知識発見も可能である。この問題に対し、2つの解決手法を考案した。まずマルコフモデルの混合分布に基づくモデル・学習手法を構築した。この手法は、確率モデルであるためノイズや誤差に頑健であり、生命科学データに適していると考えられる。また、人工データのみならず遺伝子ネットワークおよび遺伝子発現の実データにおいて、手法の有効性を実証した。本成果は論文にまとめ現在投稿中である。次に再帰的な分割に基づく学習手法を構築した。この手法は、決定木の学習やグラフクラスタリングに類似しており、実際、決定木の学習にグラフクラスタリングのいくつかの標準的な分割基準を導入した場合とほぼ等価である。この手法は人工データのみならず実データでの実験により評価を行いGenome Informatics誌に発表を行った。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Semi-Supervised Graph Partitioning with Decision Trees2008

    • 著者名/発表者名
      Tim Hancock, Hiroshi Mamitsuka
    • 雑誌名

      Genome Informatics 20

      ページ: 102-111

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] Active Pathway Identification and Classification with Probabilistic Ensembles2008

    • 著者名/発表者名
      Tim Hancock, Hiroshi Mamitsuka
    • 学会等名
      2008 Annual Conference of the Japanese Society for Bioinformatics
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      2008-12-15
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] Semi-Supervised Graph Partitioning with Decision Trees2008

    • 著者名/発表者名
      Tim Hancock, Hiroshi Mamitsuka
    • 学会等名
      International Workhop on Bioinformatics and Systems Biology
    • 発表場所
      Berlin, Germany
    • 年月日
      2008-06-09
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2024-03-26  

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